四大精霊(アンロック)
この物語の鍵。
地、水、火、風の力を持つ4の人とは違う行動体の総称。
戦時中は水晶が関係していたが、今その行方を知るものは少ない。
何処かの土地に封印されたとうい説もある。実際は不詳。
実態を持たない。
ラインガル
この物語の世界の通称。
主に4つの大陸に分かれており、シェマリ、ウーナク、グラフィアス、ザニアと呼ばれている。
水晶(オリガン)
ラインガルにはオリガンと呼ばれる石が存在する。
世に散らばるオリガンはほぼ死骸化したもの。
稀に力を宿しているオリガンがあるが、それはアイテムとして販売されている(ただし使いきり)。
オリガンは死骸化しても見た目は美しく、アクセサリーなどにも活用される。
また、オリガンは本来、人とは相容れないもの。
なので、体内に取り込もうとすると拒絶反応を起こし暴走または死に至るケースもある。
シェマリ大陸
雪がよく降り、寒い季節が続いている大陸。
また、東と西で勢力が分裂しており、東シェマリ、西シェマリと分けて呼ぶ。
過去に文明が進化した形跡がある。
東の首都はジャニアリンバス。西の首都はエイフラント。
頑固で一本気な人柄が多い。
ウーナク大陸
水が豊かで、穏やかな気候の大陸。
北部には移動民族的な生物が多く住んでいる。
首都のマータタイ国の城下町で年に二度開かれる舞踏大会がメイン行事になっている。
律儀で、助け合い精神が豊富な者が多々存在するのと同時に、祭り事が好きで血気盛んな者も多い。
グラフィアス大陸
熱帯の季節が続き、暑い大陸。
砂漠地帯が広がっている土地もあるが、熱帯林地帯もある。
海に面した場所では貿易も盛んに行われ、人々の活気で溢れている。
首都はグランバル。
ザニア大陸
様々な文化が混合した大陸。
過ごしやすい気候で輸入品等による食物も豊富なためか、近年他大陸からの居住民が多い。
元々土地に在住している者は規律を重んじ、また妄信的な傾向がある。
風を祀る一族が存在するらしい。
首都はイルマニ。国王が世界の珍品を収集していることで有名。
ソルヴァラ
エルフだけが住んでいる霊森。
シェマリ大陸とウーナク大陸の間に島として位置している。
神聖なオーラを放っており木々一つ一つにも魔力を感じる。
エルフは主に木幹の穴や枝の上に家を造る。
過去のとある事件が頻繁に起きないよう出入りが厳しくなった。
(一人のエルフが、力を求めた人間に四大の力を与えた)

焔果(えんが)
カイルが7年間住んでいた土地。
鎖国状態のようなところで、外から入ることも外に出ることも禁じられている。
異国人を酷く嫌う傾向があり、カイルもその餌食に。

エンデシア村
エイエルが住んでいる村。
通年暑い季節が続いているが、熱帯林と海に囲まれて比較的過ごしやすい村。

ウルニオ
クリスが人狼の血が目覚めるまで過ごしていた町。清楚で水が豊かな雰囲気の街。
数年前に原因不明の襲撃により壊滅。復興作業が行われ、第二のウルニオが築かれている。

エルフ
ラインガルでは最古の種族。
中立の立場を示しているが、高度な能力と知識を持つことから霊的存在。
自然に近い存在で、魔法を扱う。
人と同じ姿をしているが、耳は尖っており、髪、目は黄緑色をしている。
また、根本的な違いは長寿であること。人でいう50年で1歳分歳を取る。
人狼
人の姿と狼の姿の両方を供え持っている種族。
最近は大きな変化があり、純血でも変な形で生まれてしまう子もいる。
何が原因かはよくわかっておらず、絶滅説も。
仲間意識が強く、裏切りを許さない。
人と狼のハーフと思われることもあるが、ハーフとは違う。
魔学
魔法(エルフ特有の能力)≠魔学(魔法に憧れた人間が力を得ようと独自で発見した魔法もどきを使う方法)
この世界では、使える者は限られている。勉学によって身につける。
使えるとしても、唱詠による発動なので少し時間が掛かる。
また、街中で使用することは違法とされている。
この時代の使用武器は剣や槍、弓などが主。
種族
人族以外に、エルフ、人狼、鴉族、有角類など、様々な形をした生物全体を指した言葉。
まだまだ沢山の種族がいる。